ランニング再開！　〜心を整える〜

2/16から始まった応援勤務のために練馬と出張先の二重生活が続いている。その間、3/5の練馬間でのお引越し、3/11のあの大地震、身内の被災、そして計画停電に断続的な余震。非日常的な出来事が立て続けに起こり、完全に生活のペースが狂ってしまった。こんな時は精神的にもよくない影響があったようで、すっかり自分らしさを見失ったようだ。行きたい時に行きたい場所に行けなかったり、友人知人に会える機会が激減し、会いたい時に会いたい人に会えなかったりしたことも原因なのかもしれない。この2ヶ月の間、不確かさの中どう進んでいったら良いのかわからず、暗闇の中をもがいていた気がする。

でも止まない雨はないはず。なにかをきっかけにしなくちゃと、ランニングを再開することにした。今日は天気がとてもよく、柔らかな陽ざしも私の背中を押してくれる。まずは6kmに目標距離を設定した。今日のランニング再開の前に決めたことはひとつだけ。
「絶対に歩かないで走り続ける！」
走り始めると驚くほどに心肺機能が落ちていることにすぐに気付く。ある程度覚悟はしていたが、2ヶ月前には10kmを走りきっていたとは思えないほどで、約6kmを走り終えたら軽いめまいを起こしていたくらい。そしてさらに驚いたのは走っている間ほとんど汗をかくことができなかったこと。11/19の日記に汗のことを書いたことがあるが、私の汗腺はこの2ヶ月ですっかり閉じてしまったようだ。

でも、走っている間、自分の中から「毒素のようなもの」が抜けていく感覚があったし、地面からたくましく顔をのぞかせているタンポポや浜昼顔、そして聞いていたParis Matchの音楽から力をもらって、1km7分半というスローペースだったけど、一度も歩くことなく約6kmを完走できた。先述のとおり軽いめまいを起こしていたので(脱水症状かも)、走り終わった時に「すがすがしい」という感覚には辿りつかなかったけど、ずいぶんと心の整理ができた気がする。

今日、再び走り出すきっかけをくれたのはサッカー日本代表の長谷部誠選手が書いた本「心を整える」。本のレビューは別の機会に書くことにして、今日は一歩前に進めたことを素直に喜んで、そしてこの本に感謝しよう。